夕焼け小焼けで殺されて

実はこの本は間違えて買ってしまったものです。

本屋さんに未だ読んでいない大沢在昌の作品が積んであったので、久しぶりに大沢作品を読もうと思って購入した積りでした。

帰宅して鞄を開けてみると、あれっ、太田蘭三、夕焼け小焼けで殺されて?

もう一冊は岡嶋二人の作品を買ったのですが、そちらは間違っていません。
お店で取り間違えられたのではなく私が取り間違えたのですね。

でっ、図らずも初めて太田蘭三作品を手にしました。

ノビ(忍び込み専門の泥棒)と刑事が協力するというユニークな筋立てです。

直接説明せずに読者に分るように記述しているのではなく、会話や情景描写に一々説明が入っている為に反って物語の中にスムースに溶け込めませんでした。

きっぱりと、はっきりと、ギョロッと、首をまわして、が何度も繰り返し出てくるのも気になりました。

ストーリー自体は不出来ではないと思いますが、残念ながら全体的には締りの無い印象を与えてしまう作品です。

夕焼け小焼けで殺されて (光文社文庫 (お22-20))
光文社 [著] 太田 蘭三
ASIN:4334743536 /文庫/327頁
発売日:2007-12-06
ランキング&評価:---位
価格:¥ 600 [2007-12-28 Amache]
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