臨場

主人公は、終身検視官或いは校長と呼ばれる、「倉石警視」。

臨場とは、事件に臨み初期捜査に当たることを言います。

短編が8編収録されていますが、とても組織人とは思えない超越した言動にプラスし卓抜した分析力を持っている一方で、自分の優秀さをひけらかす訳でもなく、人間味溢れる「倉石」が実に魅力的に描かれています。

う〜ん、やられたと思う場面も何箇所も出てきます。

読み終えると心がすっきり晴れ渡ります。

臨場 (光文社文庫 よ 14-1)
光文社 [著] 横山 秀夫
ASIN:433474303X /文庫/354頁
発売日:2007-09-06
ランキング&評価:---位 4.5
価格:¥ 620 [2007-09-29 Amache]
5 - お勧めです
4 - 安心して読める作家の、安心して読める短編集。注)勿論いい意味で
5 - さすがは横山秀夫