君たちに明日はない

題名に惹かれて購入しました。

垣根涼介の作品は、ヒートアイランド、午前三時のルースター、ギャングスター・レッスンを読んでおりますが、これらの作品とは全く性格の違う作品です。

リストラ請負会社に勤務する「村上真介」が主人公です。

退職を勧告する側とされる側の人生模様がシリアスになり過ぎずに軽妙に描写されています。

万人受けしそうもないテーマに取り組み新境地を切り開いた事とその力量は評価すべきなんでしょうが、私は緊張感に包まれながら読み進めていく垣根涼介の従来の世界の方が好きです。

君たちに明日はない (新潮文庫 (か-47-1))
新潮社 [著] 垣根 涼介
ASIN:4101329710 /文庫/436頁
発売日:2007-09-28
ランキング&評価:---位 4.0
価格:¥ 620 [2007-11-08 Amache]
4 - 重いテーマを軽く読ませる
5 - 息つかせぬスピーディーな展開と面白さ
4 - リストラ面接官の話 でも楽しくさらりとよめます
3 - 面白いのだが何かが足らない。WILDなSOULだろうか?
5 - 読みやすく、痛快なストーリー