眠れぬ夜の殺人

冒頭は、幸運な人生を歩んできた「木村英輔」が、帰宅途中で酔っ払いに絡まれて殺人事件に巻き込まれるところから始まります。

最初は、この木村英輔が堕ちていく人生の中で、どのように真相を究明していくのかが描かれるのだな、と思いました。

ところが、酔っ払いの喧嘩による殺人事件が連続し、「菱刈長三」が率いる捜査第0課が真相究明に向け動き出します。

あれれっ、どういう展開になるんだろうと思っているうちに、捜査第0課の三人が事件の裏に迫っていきます。

捜査第0課の三人、「菱刈長三」、「向井聡美」、「相馬廉平」というユニークなキャラクターの活躍に感心しているうちに、いつの間にか読み終えてしまいました。

理屈抜きに楽しめます。

巻末に岡嶋二人の全28作の著作リストがあります、私は未だ3作しか読んでいませんので、暫くの間は岡嶋二人作品を楽しめそうです。

眠れぬ夜の殺人 (講談社文庫)
講談社 [著] 岡嶋 二人
ASIN:4062632861 /文庫/335頁
発売日:1996-07
ランキング&評価:---位
価格:¥ 600 [2007-11-03 Amache]
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